第53回宣伝会議賞 チャレンジブログ(グランプリ受賞者輩出)

日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」に挑戦する応募者10人のブログ。同企画初となる、チャレンジブロガーからのグランプリ受賞者(今野さん)を輩出しました。

「 前回と同じ課題 」 宣伝会議賞あるある(8)

 

宣伝会議賞も〆切間近ですが
皆さん、調子はいかがですか?

 

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私はテンションやピークが
ちょっと落ち着いてしまったので
こうしてチャレンジブログに逃げております(爆)

 

では本題へ。

 

毎年
宣伝会議賞を見ていると
「同じ企業が今年も課題を出している」
ということはよくあります。

 


前回(52回)と今回(53回)でも
そうした課題は結構あります。

 

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< 前回と同じ課題・似た課題 >


アットホーム
前回・・・アットホーム加盟・利用不動産店
今回・・・住み替えがしたくなるコピー


キッコーマン
前回・・・キッコーマン企業広告
今回・・・和食の魅力をあらためて広めるコピー


牛乳石鹸共進社
前回・・・「カウブランド赤箱」の商品広告
今回・・・「カウブランド赤箱」の商品広告


霧島酒造
前回・・・「料理とよく合う黒霧島」を表現するコピー
今回・・・「三つの霧島本格芋焼酎の魅力」を表現するコピー


クレディセゾン
前回・・・クレジットカードに抵抗感のある若い世代に向けた、
     「セゾンカード」を持ってもらうことを促すための広告アイデア
今回・・・「日々のお支払いを、

      現金からクレジットカードにスイッチしたくなる」効果的な広告


サントリー
前回・・・リゲインエナジードリンク
今回・・・集中リゲインを飲みたくなるようなアイデア


シャッターストック
前回・・・シャッターストックのホームページにアクセスしたくなるコピー
今回・・・多くの方にシャッターストックの「良さ」を知ってもらえるアイデア


セメダイン
前回・・・あらゆる接着ニーズに対して

    「セメダインスーパーX」が最適だと思わせるコピー
今回・・・あらゆる接着ニーズに対して

    「セメダインスーパーX」が最適だと思わせるコピー


日本レジストリサービス
前回・・・日本のドメイン名「.jp」を使いたくなるような広告
今回・・・日本のドメイン名「.jp」を使いたくなるような広告


FIXER
前回・・・「クラウドにしなきゃ!」と思えるコピー。
今回・・・日本企業がクラウドを活用して飛躍するイメージを伝えるコピー。


ゆうちょ銀行
前回・・・「こつこつ貯金することが、カッコイイ」と思えるアイデア
今回・・・ゆうちょ銀行の魅力が一言で伝わるコピー

 

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前回と(前回までと)
課題となる商品やサービスが同じだとしても
企業側が提示する課題の狙いや
ターゲットが変化しているかどうかを
よくチェックする必要があります。

 


その点さえ踏まえておけば
「前回と同じ課題・似た課題」の場合
前回のSKATを読むことは
かなり発想のヒントになります。

 


ただ
SKATばかりを参考にしすぎると
過去の審査通過・受賞作に
視点や表現が引きずられたり
発想の視野が狭まってしまい
意図的に無意識に
よく似たコピーが増えてしまう弊害もあります。

 


ですから
SKATを参考にしつつ
SKATを超越していく姿勢が重要です。

 

 

前回と同じ課題・似た課題において
「前回のSKATにはない視点や表現」を見つける。
(難しいんですよね)

 


もっと言えば
毎年のように出される
同じ課題・似た課題において
「これまでのSKATにはない視点や表現」を見つける。
(宝探しなんですよね)

 


これに成功すれば
キラーコピー完成の大チャンスになるはずです。

 


あるもの活かし

(前回と同じ課題・似た課題)
ないもの探しへ

SKATにはない視点や表現)

 

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