第53回宣伝会議賞 チャレンジブログ(グランプリ受賞者輩出)

日本最大規模の公募広告賞「宣伝会議賞」に挑戦する応募者10人のブログ。同企画初となる、チャレンジブロガーからのグランプリ受賞者(今野さん)を輩出しました。

アットホームさんの課題レポートと近況

 今野です。今回はアットホームさんの課題で何をどう考えコピー制作に励んでいたかをレポートしたいと思います。お付き合い頂けたら幸いです。


 アットホームさんの課題は「住み替えがしたくなるコピー」でした。不動産情報を提供する企業なので至極真っ当な課題だと思いました。

 

 取り組むに当たって、僕は自分と家の関係を見つめる所から始めました。僕は実家住まいでして、親から早く出て行ってくれと勧告を受けているのですが、なかなか出ません。ちなみに現在30歳です。

 

 

 僕もいい加減家を出たいのです。しかし所得が少ないのでなかなか出られません。僕は芸人なのですが、稼ぎは微々たるものなのでバイトもしています。

 

 じゃあバイト頑張って家出たら?と良識ある方は思われるでしょうが、残念。僕はあまり働きたくないのです。

 

 そうです、結局働きたくないから実家に寄生しているのです。たまに

「ネタを考えるから、あまり労働に時間を割かずにいる」

という言い訳をする時もありますが、僕よりネタを沢山作っていてなおかつバイトをして自活している人も大勢いるので、そのような戯れ言は極力控えるようにしています。

 

 という訳で僕はダメ人間だから実家を出ていないのです。たまたま実家が都内なので出ないままに芸人生活を維持出来ている厄介者なのです。

 

 ちなみに僕のような厄介者は20世紀末期、お笑いに「学校」というものが誕生して以来、着々と増え続けています。教育を受ければ1人前になれるという流説が浸透したためでしょう。
 僕はまだ昭和の生まれだからか芸人をやりたいと親に申し出た際、親の賛成を得ませんでしたが、最近は笑顔でご両親が芸人になるというご子息の夢を後押しする暴挙が多数報告されています。
 万が一、このブログを読んでいる方で息子さんや娘さんが芸人になりたいと申し出たら全力で止めて下さい。理由は何でも良いです(一例を挙げときます。関係者の話によると全体の2~3%しか食えてないらしいです)。それでもやりたいと言い続けたら家を追い出して下さい。さもないと僕のような30になっても親のすねをかじり倒した気色の悪い「若手芸人」を輩出してしまいます。


 大分話が逸れたので元に戻します。上記のような僕が「住み替えをしたくなるコピー」というテーマでコピーなぞ書いていると、ふと「自分に住み替えたくなるようなコピーなんて、言われたくないだろーな~」という想いが胸に溢れます。まあ実体験がないとコピーは書いちゃいけない訳ではないと思うのですが。

 

 ただこの課題に関しては実人生と切り離せなかったので、ターゲットを絞り

 

「自分のようなダメ人間が実家を出たくなるようなコピー」

 

を考えるようにしました。

 

 


結果いくつか満足いくものが書けました。挑戦して良かったです。

 


ただ、僕自身は今なお実家を出ていません。

 

 

 


自分の言葉の無力さを、痛感しています。

 

 

次この台詞を言う時は、もっと様になる流れで言いたいと思います。

 

 

以上でアットホームさんの課題レポートを終えます。

 
 

 

 あとこちらのサイトの担当さんから今月のブログの執筆テーマとして「(宣伝会議賞応募の日々が終わり)いまこんな風に過ごしています」をもらったので、それを最後に書かせて頂きます。


終わってから、以下のライブのネタを作っていました!

新ネタを次から次へとやるライブ

「コントロイド」
●公演日・・・12月5日(土)18時45分開場 19時開演 

●出演者・・・アンパサンド、ザ・フライ、真空ジェシカ、なかよし
●会場・・・新宿Fu-
●チケット・・・前売り当日共に¥1000

MC等はなく、各コンビ新ネタ4本ずつ披露いたします。僕はザ・フライというトリオの一員です。

宣伝かよ、とあきれられた皆様、すみません。ただ宣伝会議賞が終わったら、これに取り組み始めたのは事実です。

しかしこのブログサイトの読者にとっては余計な情報のみならず、無名の奴らが出るライブなんて誰が行く?と失笑されているかもしれません。そこで無名の奴らが出るお笑いライブの鑑賞ポイントを以下にまとめてみました。

 

期待値を下げて楽しめる
全く知らない人達のネタなので、そもそもあんま期待しないでいられます。

1組1ネタ4分くらいで終わる
休日の過ごし方で映画というものがあります。これは基本今をときめくスターが出て日常では観られないスペクタクルなぞを展開してくれるわけですが、途中つまんないなと思っても、終わりまでずっと同じ人達が作り上げた作品を観なくてはなりません。
ところが!お笑いライブはたとえあるコンビが気に入らなくても、4分後には次のコンビが出てきます。リスク回避があらかじめ出来ている訳です。

 

以上です。ちなみに僕個人は休日に映画を観ます。


いかがでしょうか?余りにも積極的な理由がないので、人によっては尚一層イラつかれたかもしれません。そこで蛇足として積極的な理由を一つ挙げます。

出演する4組は人力舎という芸能事務所に所属しています。多数のお笑いチャンピオンを輩出した、とにかくネタに力を入れている事務所の芸人です。

全く知られてなかろうが、全組ネタは面白いと思います!!

 

万が一ご興味を持たれた奇特な方がいらっしゃいましたら、ここにリンクを張ると問題が起きそうなので、お手数ですが人力舎のHPなどをご確認頂ければと思います。

 


また更新します!