こんばんは、大原です。
はじめて知ったコピーライターが誰かって、みなさん覚えていますか。
私は子どもの頃母が図書館で借りてきてくれたコレに爆笑して
中島らもさんの文章のファンになったのが最初じゃないかと思います。
新聞に寄せられたおかしな質問を、
らもさんが選んでのらりくらりとおかしな回答を返す
スーパーヒット連載を本にまとめた問答集。
ふと読みたくなって古本で買いました。
らもさんの、偏った探究心と、文章のユーモラスさ、繊細さや妖しさが
とても好きです。
そして読み終えたらスッキリ忘れて、またしばらくすると読みたくなる。
作家として有名な中島らもさんですが、
宣伝会議のコピーライター養成講座OB(先輩!)の
コピーライターでもありました。
もっとも私は、コピーライターという仕事を知ったのも
大人になってからですし、
らもさんがコピーライターだったことはとくに意識していなくて
小説やエッセイの感じが直感的に好きで、娯楽として楽しんできましたが。
本のタイトルも、格好良いんだ。
「永遠も半ばを過ぎて」とか「愛をひっかけるための釘」とか。
音楽を書く人でもあったので、なんだか特有の
湿った情感がある気がします。