その商品名は 『 人をダメにするベッド 』
ある通販サイトの広告です。
いま爆発的に売れていて、まさに、ダメになっている人が続出中だそうです(笑)
このベッドのように、実際に売られている商品のコピーに求められる条件は、宣伝会議賞の課題として出題されるコピーの条件よりも、ずっと厳しいはずなのに‥‥
なんでしょう、このキャッチコピーの、アッケラカンとした自由さは !
なんでしょう、このビジュアルの、ユルユル~ な楽しさは !
厳しい現実と戦うコピーに比べて、宣伝会議賞に応募するコピーは、商品の売り上げも関係なく、予算の制約もなく、クライアントのムチャブリもなく、クレーマーの攻撃もなく、それこそ何の責任もなく、どんな言葉でも自由に選べるはずなのに‥‥
自分の応募したコピーの、なんと不自由なことでしょう。
この広告には、そのことを突きつけられたような気がしました。
もしも今、『 自分自身のコピ活を応援するキャッチコピーを考えてください 』
なんていう課題があったとしたら。
僕は、こんなコピーを応募したいです。
不自由に書けなんて誰もいってない。